「上州のシーランカス」
上信電鉄 デキ1,3号
 
 
クリスマストレイン、デキ1号、3号重連運転
 
2013年12月22日撮影
 
先頭らデキ3号、デキ1号、デハ204形電車。
デハ204には富岡製糸場を世界遺産に登録を呼びかけるPR車両で「世界遺産レンガ列車」と称し、下仁田側前面に「明治五年」、側面
には「富岡製糸場を世界遺産に」「群馬県から世界遺産をみんなの力で」と表記されている
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
「もみじ平公園」
上信電鉄 デキ2号

 
2011.3.5
 
群馬県の高崎と下仁田を結ぶ上信電鉄が所有していた3輌の電気機関車、
デキ1・2・3のうちデキ2が群馬県富岡市のもみじ平公園(地図)に静態保存されている。
 
 
 
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群馬県富岡市のもみじ平公園に保存されているデキ2号
 


















 

富岡市指定重要文化財
デキ型電気機関車2号機                         平成19年9月29日指定
大正13年(1924年)、当時の「上信電機鉄道株式会社」が路線の電化に際し、他の1号機・3号機とともにドイツから輸入した電機機
関車のうちの1両です。現在の上信電鉄株式会社は明治28年(1895年)「上野(こうずけ)鉄道株式会社」として軽便鉄道で創立さ
れましたが、その後、大正10年(1921年)社名を「上信電機鉄道株式会社」と改め、路線を電化し輸送力の強化を図りました。この
2号機は、平成6年(1994年)上信電鉄株式会社が鉄道貨物輸送を廃止したことにより富岡市に寄贈されました。
大きさは、全長9.18m、幅2.675m、高さ3.874m、重量は34.54t、特徴的な凸形の車両で、車体はやはりドイツの車両製造会社「マ
ン社」製です。多くの鉄道ファンからも「上州のシーランカス」の愛称で親しまれ、上信電鉄株式会社の電化当初からの輸送原動力
として、地域経済・産業の発展に多大の貢献をしてきた貴重な近代化遺産です。
富岡市教育委員会
 
 

購入価格
価格は当時で36990円。ドイツのシーメンスシュケルト社から購入した。機械部分の製造者はM.A.N社。マン(M.A.N社):社名の由来
は、マシーネンファブリク・アウクスブルク・ニュルンベルク(Maschin
enfabrikAugsburg-Nurnberg AG)の頭文字であり、「アウ
クスブルク・ニュルンベルクの機械工場」を 意味する
 
                                
                                
                                
                                
                          デキ2号機の車体とプレート
          プレートには販売者シーメンスシュケルト社No1951 と製造社マン(M.A.N社)1924年が表示されている
                                
                                
      
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                               運転室
                                
               
         運転台は右側にあるがこれは上信電鉄の伝統である。運転台は電車の様にシンプルで左から電流(500A)、
           コントロラー 警笛レバー印、圧力計2台、ハンドブレーキ、エアーブレーキ、そして速度計。
                 警笛レバー印は、普通床上のペタル式が多いが本機は手で操作する
                                
                                
                                
                                
                                
                                
      
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屋根
                                
                                
                                
                                
      
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車体下部
           開業当時の社名「上信電気鐵道」となっている、1964年からは上信電鉄(株)と改名されており
                      デキ1,デキ3号機は上信電鉄と表示している。
                                
                                
                                
                           モータとギヤーボックス
                                
                                
                                
                                
      
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貨物輸送の廃止
製糸工場の燃料である石炭、近隣で産出する石灰、鉄鉱石、木材、繭・蒟蒻等の輸送にあたった。県内には、各所に亜炭の埋蔵地域
があり、観音山丘陵に広がる高崎炭田は良質の亜炭が産出しました。明治初期に乗附村村長・田島元七が採掘をしたのを発端に、近
在でも次々と採掘が行われていきました。産出した亜炭は、おもに県内の製糸所で使用されたといわれ、上信電鉄の山名駅より富岡
製糸場に貨車によって運ばれたという記録もあります。第二次世界大戦後は、石油、ガス燃料の普及によって下火になり1994年貨物
輸送を廃止

イベント列車          
貨物輸送廃止後もデキ1とデキ3は車籍を有するが、定期運用はなく、工事列車や臨時のイベント列車などに使用されることがある。
2007年(平成19年)3月12日、下仁田 - 南蛇井間で線路沈下が原因と見られる脱線事故が発生し、その際の損傷でながらく補修待ち
となっていたが修復を終え、2011年4月に復活記念運転、2011年度の群馬デスティネーションキャンペーン(本年7月から始まる国内
最大規模の大型観光キャンペーン7月1日〜9月30日) 群馬県 心にググっとぐんま わくわく 体験 新発見に登場する。

デキのプレート 販売者シーメンスシュケルト社 と製造社マン(M.A.N社) 1924年が表示されている
 






デキ80周年記念イベント
2004年8月15日撮影
2004年8月15日にデキ80周年記念イベントがありデキ1&3号牽引列車が高崎・下仁田間を往復運行しました。
高崎駅に戻ってきたデキデキですヘッドマークは、漫画家・松本零士デザインによるものです。


高崎駅のデキ1No1950デキ3No1952 の重連




人形処かんとう”のラッピング車




”マンナンライフ”のラッピング車




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