3D鏡(ステレオビュアー)
「立体視鏡」
更新2012/01/15
1.ステレオビュア−
視点が違う2枚の映像を見て立体視ができるいわゆる「ステレオビュア−」を一度は試したくて作ってみました。この装置で3D立体画像が楽しめます。この装置の作り方や原理はウエブサイトで沢山紹介されていますので詳しくは述べませんがここで参考にさせていただいたのは「相澤式立体メガネ」です、現在ウエブサイトは閉鎖されていますが、展開図が別のサイトで紹介されています。ステレオビュア−は液晶TVやパソコンのモニタ−画面に表示さてた2枚の比較的大きな画像を立体視するのに適したサイズ設計をしました、さらにミラーに表面鏡を採用しました、表面鏡は入手しがたいので自作してみました。
普通のミラーだとメッキ面とガラス面の両方で反射するため映像にゴーストが出て見苦しくなりますが表面鏡だとゴーストが無くなり鮮明な立体画像が楽しめます。以下にステレオビュア−作り方と表面鏡の作り方と紹介します。
 今ではBS-TBS:土曜 17時30分〜18時00分 THE世界遺産3D GRAND TOUR の視聴に多いに役立っています
 
2.ステレオビュア−作り方
1)製作図                         
 
 
 
2)表面鏡の作り方
材料は100均の手鏡で、鏡は両面テープでケースに貼り付いているのでヘアードライヤーで暖めてこじ上げます、次いで所望の大きさにカットしてから「カラーうすめ液」(プラモデル GSIクレオス Mr.うすめ液(小)150円)の中に一晩以上浸しておく。そして鏡の背面の塗膜を丁寧に払拭する、塗膜は表面だけ柔らかくなるので何度も溶液に浸して柔らかくなった部分を払拭しメッキ層が見えるまでこれを繰り返す、擦りすぎるとメッキが剥がれたり傷が入いり使い物にならないので注意深く行う。最初は必ず失敗するので鏡は多めに準備する。溶液は引火性有機溶剤なので密閉容器の中で浸たす。なお 溶液は除光液でも可能。
鏡には銀メッキの上に銅メッキ処理しているものが多いがこれは表面鏡に適さない、背面の塗膜を削って銅色が見えれば不適です、ただし茶色に見えるのを我慢すればこれでも使えます。
 
 
うすめ液と手鏡(66x38mmが3面)
 
3.ステレオ写真の撮影
手頃な方法はカメラのファインダーを左目で覗いて撮影し次いで右目で覗いて撮影する、そしてその画像をトリミングして横軸を揃える、ただ動く被写体には不向きです。        
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本格的には3Dカメラアダプターを自作する手もあります。
一台のカメラに取り付けて左右の視点の違う2枚の映像を同時に撮ります。1フレームに2枚の像を収めるため画角が狭い縦長の像になります、少しでも横幅を拡げるため、ハイビジョンビデオカメラで撮影出来る様ミラーの大きさを大きくしました。難は大きいので携行性が良くないことです。 3Dアダプタの寸法は190Wx70Hx55(160)D、表面鏡は38x66 2枚、32x38 2枚を使用                                 
  
3Dカメラアダプター                   見本(clickで拡大)
 
 
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