半田コテ温度調整台を作る
マイクロスイッチで作る半田コテ台
半田コテ温度調整台を作ります。
重さ70g、縮めると25cm、伸ばす58cm(雲台含めず)の三脚になります、コンパクトデジタルカメラでの夜景やセルフタイマー撮影に威力を発揮します。
伸ばした状態と縮めた状態
材料
・折りたたみ傘2本(アルミ6本の骨組)から以下を採取する。
「下ろくろ」2個、「アルミ骨」6組、先端「上ろくろ」がネジ付き(カメラネジ)の中棒 1本
・バインド用針金 0.7mm 15cm
・雲台(例えばHAMA ボールヘッド 5011)
工具
・ドリル 1.5φ 金槌 ニッパー等 ヤスリ
作り方
この改造は上部の傘の骨をハンドルの位置まで下ろしたもので、このままだと中棒が地面に当たるので補助骨を短くして開脚角を狭めることで地面から浮かせることにしたものです。
まず手元(ハンドル)を抜き取り次いで「上ろくろ」「下ろくろ」のバインド線を切断して骨を採取する、中棒の「上ろくろ」は分解しないでそのまま使用する。そして「下ろくろ」抜き取る。採取した骨を加工図の如く元親骨の根本を切断する、同時にバネも取り去る、骨の「だぼ」(関節点)はバラさず残す。
次いで補助骨の「上ろくろ」側から21mmの位置に1.5φのドリル穴を開ける。その後「上ろくろ」側から19mmの位置で切断して金槌でフラットにして切り口をヤスリで丸く仕上げる。骨はアルミで出来ているのでニッパー等で容易に切れる。
傘の部位名称
骨の加工図
組み立て
中棒(ネジと一体の上ろくろ付き(カメラネジ))にハンドル側から1個目の「下ろくろ」を差し込む、この時骨をはめる溝を下向きにして差し込む、ついで別の傘から取った2個目の「下ろくろ」を差し込む、この時骨をはめる溝を上向きにして差し込む、次いで6組の骨を上下の「ろくろ」にそれぞれハメて針金でバインドする。これで自立させてみて中棒の下側が地面に接するなら「下ろくろ」をノコで切断して調整する、そして中棒の根本で動かない様接着して完成です。上のろくろは固定せず自在に動くことで自立及び伸縮します。
完成したスタンド脚
三脚と称していますがスタンド脚付き1脚なので安定性は悪く平坦な場所しか使えません。主にリモコンとかタイマー撮影に向いています。重さ70gと軽量なのが特徴です。
この三脚を作るポイントは「ネジ付きろくろ」の傘を見つけること、そして加工しやすいアルミの骨であることです、特に補助骨は短く切りドリルで穴を開けねばならないからです。 |