自転車走行距離計
 
万歩計で自転車走行距離計を作る
制作:2013/11/4
 
万歩計で自転車の走行距離計を作りました。利用した万歩計は内部に振り子がありその先に磁石が付いていて振動すると対向側にあるリードスイッチがON-OFFして歩数を計数する方式です。自転車は26インチでタイヤ一周でほぼ2mになり、この回転数を計測して距離を出します。スポークに2個の磁石を対角に配置することで1周で2回カウントし、1カウントあたり1m走行と直読出来ます。
 
 
 
 
 
 
 
 
材料
・万歩計:ツインバード製
・スポーク差込式反射板 (サイクルリフレクター  ) 
・ネオジム磁石13φ(ダイソー)  2個
・ケーブル(2芯) 約50cm
・取り付け台座(自転車の不要のベルとか不要のリアーリフレクタの台を流用)
 
作り方                                  
万歩計を分解してリードスイッチを取り出し、次ぎに振り子とコンデンサ(2.2μF)を撤去します。
リードスイッチを外部に引き出すためにリードスイッチの有っ箇所に電線を繋ぎはその先端にリードスイッチ繋ぎます、そしてリードスイッチを台座に取り付けます、グルーガンを盛りつけて接着し防水と保護をします。  
次ぎに反射板に磁石を取り付けます、の中央に13φの穴を開けボンドでを接着します。これを前車輪のスポークに対角2個取り付けます。次ぎにリードスイッチを反射板に近接するよう前輪フォークに取り付けます。最後に万歩計をハンドルに取り付けます、万歩計の電池交換が出来るよう脱着可能な取り付けをします。今回廃物のベルを利用して下部のプラスチック部分に溝を切ってハメ込みネジで押さえています。防水はいいかげんなので雨の時は袋がけするしかないです。   
 
 
 
写真左上: 万歩計内部の振り子とリードスイッチ(右端)、     右上: リードスイッチ台と磁石を付けた反射板
 
写真左下: 万歩計をハンドルに取り付けた状態       右下: 万歩計の取り付けは廃物ベルの下部に溝を切ってハメ込む
 
 
 
 
 
精度は地図で測った距離と遜色有りません、タイヤの空気圧や道路の端を走るか中央を走るかで差異は当たり前、そう割り切れば充分実用出来ます。写真は5070m走行した表示です。
組み立てで最も神経を使うのは
リードスイッチです、ガラス管なので非常に壊れやす試作中に割ってしまいました。それから万歩計のプリント基板も剥がれ易いので部品の取り外しや半田付けには注意が必要です。コンデンサを除去したのは高速応答をよくするためです。なお100均の万歩計はリードスイッチが無いのでそのままでは流用出来ません,防犯ブザー(窓枠などに設置して使用する防犯ブザーです)のリードスイッチを流用すれば良いと思います。
 
 
 
 
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