SL人吉 と さくら・つばめ
古豪ハチロク と 新幹線 |
全線開業してまもない九州
新幹線にて熊本を訪ねた時のSL人吉です。
SL人吉は2009年4月25日より熊本駅 - 人吉駅間で運転が開始され営業運行できる蒸気機関車では、日本で最も古い形式のSLです、この列車が熊本駅の5番ホームを9:44分に発車する様子を以下に紹介します。
2011.3.27
熊本駅9:44分発車 SL人吉
58654 形式8620とは
58654号は1922年(大正11年)日立製作所笠戸工場製で同年12月26日に浦上機関庫に配置され長崎本線で使用された。その後九州各地を転々としたのち、1949年(昭和24年)6月21日付けで西唐津機関区に転属し唐津線で使用された。1961年(昭和36年)4月20日には唐津線でお召し列車を牽引している。1964年(昭和39年)に若松機関区に転属し筑豊各路線で使用され、1968年(昭和43年)6月1日付けで人吉機関区に転属した。湯前線での使用を最後に1975年(昭和50年)3月31日付けで廃車され、肥薩線矢岳駅前の人吉市SL展示館に展示されていた。新製から廃車までに走行した距離は300万km余りであった。
展示保存機は1988年(昭和63年)に小倉工場で修復された運転室は鋼板が衰弱していたため新製した。ボイラーは新日鐵で新製し、動輪は住友金属で新たに製作するなど、大がかりな修復となり、同年8月28日から豊肥本線の「SLあそBOY」、肥薩線の「SL人吉号」として、アメリカ風に改装された50系客車とともに運転開始された。再登場当時はほぼ原型であったが、1993年(平成5年)に「SLあそBOY」運転開始5周年を迎え、客車のイメージに合わせて、JR九州のデザイン関係を一手に受け持つ水戸岡鋭治の監修下に濃緑色に塗装され、除煙板が取り外され、カウキャッチャーが取り付けられたこともあった。沿線の山林で列車通過後に火災が起きてからは回転火の粉止めを装備し、体裁を整えるためダイヤモンドスタック型の煙突カバーが常用されるようになった。また、ATSもATS-SK形に換装された。しかし、元々古い車両だったために老朽化が進んでおり、台枠の歪みにより機体のバランスが崩れたために車軸などに負担がかかり、車軸焼けなどを起こすようになっていた。当初は修復不可能と判断され、2005年8月28日をもって列車の運転が休止された。
それに伴い、機関車も一旦静態保存されることとなったが、JR九州としては動態保存の可能性を模索し、除籍を行わなかった。その後の調査により奇跡的にも日立製作所に製造時の図面の存在が判明したことや、九州新幹線の延伸開業などもあり、観光資源として有効活用できるとの判断から、台枠を日本車両で新製、ボイラをサッパボイラで修繕するなど約4億円の費用(客車等の修復も含む)をかけ、2007年2月21日よりJR九州小倉工場にて修復を実施し、2009年4月25日より熊本駅 - 人吉駅間で運転が開始された。列車名は運転休止前に同区間を運行していた際の名称から「号」を省いた「SL人吉」とされた。現時点において、車籍を有し、営業路線上を営業運行できる蒸気機関車では、日本で最も古い。(wikipediaより)
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発車待ちのSL人吉
金色のヘッドマーク
KAGOSIMA LINE 人吉 HISATSU LINE
SINCE 2009
STEAM LOCOMOTIVE HITOYOSHI |
熊本駅 5番ホーム 9:44分発SL人吉
九州伝統の砲金製区名札(右上)
テンダーに取り付けられたプレート
1号車展望ラウンジから見れます
この機関車は大正11年に日立製作所で製作され昭和50年3月9日の最後のの運転までの間、九州各地で活躍しました。その間の走行キロは334万キロで、それは地球の周りを84周回ったことになります。その後、矢岳駅前の人吉市SL展示館に保存展示されていたものを、小倉工場で修復し復活したものです。昭和63年8月 九州旅客鉄道株式会社 |
5番ホームで発車を待つ585654
8620形の付番法
8620形なのになぜ頭に5が付くのか。
8620形の製造順と番号の対応は、1番目が8620、2番目が8621、3番目が8622、…、80番目が8699となるが、81番目を8700とすると既にあった8700形と重複するので、81番目は万位に1をつけて18620とした。その後も同様で、下2桁を20から始め、99に達すると次は万位の数字を1繰り上げて再び下2桁を20から始め…という付番法とした。したがって、80番目ごとに万位の数字が繰り上り、160番目が18699、161番目が28620、…となる。このため、ナンバーと製造順を対応させる公式は、万の位の数字×80+(下二桁の数字-20)+1=製造順となる。例えば58654であれば万の位の数字が5、下二桁が54となるので、製造順は5×80+ (54-20)+1=435両目となる。 |
バイパス弁操作ロッド、今はオープンの位置にある。
惰行(絶気)するとき、シリンダの前後両端をつなぐバイパス弁を開いて、ピストンがスムーズに動けるようにする
SLあそBOYから変更された化粧煙突、クルクル回転する物体が見えるがこれは回転式火粉
防止装置で試運転時には装着されていなかったが追加された。
テンダーの背後に取り付けられたプレート
客室内
金色のロゴ
金色のライニングを施されたロゴ
1号車のロゴ 2号車
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SL人吉
STEAM LOCOMOTIVE HITOYOSHI
58654
形式8620
KYUSHU RAILWAY COMPANY |
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2号車ビュッフェの位置の金色のライニングを施されたロゴ
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58654
SL人吉
STEAM LOCOMOTIVE HITOYOSHI |
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写真撮影のサービスをする素敵な女性乗務員。
熊本駅を出発するSL人吉
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ファイミリーマートのラッピングカー
ファイミリーマートのラッピングカー、車内にはコンビニではありません。
肥薩おれんじ鉄道HSOR101 「スーパーおれんじ 1」 9:34 出水行き
走行する区間は交流電化区間だが、交流用電車では最低でも2両1編成(21m級)となり車両価格や
維持費が高いため、軽快気動車を使用して運転コストの低減を図るため本形式が製作された。
ホームの自販器
ホームの自販器までSL人吉がデザインされている。
熊本駅・熊本城
熊本駅、新幹線駅は西側に新設されています、この日の熊本城の桜は4分咲。
JR西日本・九州、2011年3月12日開業、山陽・九州新幹線(新大阪−鹿児島中央)の新型車両「さくら」
新幹線さくら549号 8両編成 clickするとポップアップします
N700系車両をベースに8両化し、九州新幹線区間の急勾配35‰(パーミル)に対応するために全車両電動車。
新幹線さくら549号 clickするとポップアップします
新幹線さくら549号 N700系 8000番代
左上ののロゴは相互協力し合い乗り入れを実現するJR西日本とJR九州の両社の関係を 手を携えて交わるような曲線で表現した。
車体は淡い水色で、側面は青色2本のラインのN700と異なり、さくらは青色と金色のラインを配している。
指定席 2列:2列
朱桜調の風合いを基調にした客室、同じ色調の木材を採用した手すりやテーブル、
濃菜種色の遠山模様のシートなど、落ち着いた上質の空間を演出。またシートは
700系ひかりレールスターの指定席サルーンシートの座り心地をさらにモデルチェンジ。
グリーン車、各座席のヘッドレストには読書灯がある 2列:2列
座席に濃藍色・通路には金色の花唐草模様の布地を用い、手すり・テーブルなどに古代桜調の木材を使用。
素材感や肌触りにまでこだわりました。また、シートにはリクライニング時に常に快適な座り心地を得られる
座面&背もたれ連動型の「シンクロナイズド・コンフォートシート」を採用。
多目的室
授乳、おむつ交換、着替えや、体調不良時のベッドなどに利用できる「多目的室」、車掌に言えば無料で使用出来る。
九州新幹線つばめの800系車両
博多駅2011/03/28
新幹線つばめ349号800系 6両編成 clickするとポップアップします
平成23年3月12日(土)に、九州新幹線(鹿児島ルート)博多〜新八代間が開業。これにより九州新幹線(鹿児島ルート)
が全線開業し、博多〜鹿児島中央間の所要時分は、最速1時間19分に短縮、山陽新幹線との相互直通運転も実現。
800系先頭 clickするとポップアップします
先端形状はシャープになり、モータ制御等の制御装置についてはほぼ700系と共通であるが、35‰(パーミル)
の急勾配に対応するため、全車両電動車になっている。そし主電動機の定格出力は700系と変わらないものの、
起動加速度は2.5km/h/sに強化されている。営業最高速度は、500系や700系より遅い260km/hである。
全線開通にともない「つばめ」の新しいロゴ、それまでは平仮名で「つばめ」と記載さてれいた。
3号車(自由席) 2列:2列配置
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集電装置
騒音・軽量化対策としては、700系のような大型の碍子カバーやパンタグラフカバーが無く、
JR東日本が開発しE2系1000番台で採用された低騒音碍子付きのシングルアーム式パンタグラフ
(PS207K形[9])を装備している。この結果、700系のシングルアームパンタグラフ(TPS301形)
と比較して約650kgの軽量化に成功している。