関西でただひとつ スイッチバックの北宇智駅構内
 
 
奈良県五條市にあるJR和歌山線北宇智(きたうち)駅構内のスイッチバックが07.3.18のダイア改正で廃止され
関西からスイッチバックが姿を消す。目下構内は改良工事が進んでいるその廃止前の姿を紹介します(3月16日撮影)。
                      
 
@五條方面から登ってくる           Aホームの横を通過          B待避線のある上方に進む
       
 
C待避線線へ進入              D待避線に停車              E運転手が折り返しの為移動
       
                                                     右の黄色い架台を登って乗車する
 
Fホームに向かう               Gホームに進入               Hホームに停車
       
                                 右側に新ホームが出来つつある
 
I運転手が移動
運転手は向きが変わる毎に4回も乗り降りしせなばならない。
おまけにワンマンカーだから気の毒である。
坂道発進の苦手なSL時代の名残が消えていく、ジクザク部分が廃止により駅の位置が同じなのに線路が400m短縮され北宇智高田間は
80円安く320円となりダイヤは5分短縮される、何故今になったのか?
 
本線(左側)とホーム (五條方向)                 ホームの先端 車両止め(五條方向)
     
 
 
吉野口方向本線(左側)   と  待避線
     
                                             駅と切符
             
 
   
 
 
近年まで関西で唯一のスイッチバック構造だった。勾配はわずか20パーミル程度だが開業時は蒸気機関車のため必須の
設備であった。その後に蒸気機関車は廃止となり、やがて電化されスイッチバックの必要性は薄れたが設備は残され
ホームに入るためにはどうしてもスイッチバックせざるを得ずスイッチバック運転を継続していた、そのために5分程度
のロスと運転手の移動など無駄が多かった。07.3.18ようやく改良工事が行われ駅ホームも待避線側(図の青色
の位置)に1面新設し旧の2面2線のホームは閉鎖された。
 
 
 
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