ポータブルDC電源
筆写はおもちゃドクターをしております、電池で動くおもちゃの動作チェックに色んな電池が必要です1台で所望の電圧を得る事が出来るポータブル電源装置を作りました、構造は不要になったリチウムイオン充電池にDC-DCダウンコンバータを繋いで切り替えスイッチで所望の電圧に降圧するものです。100V電源が無い場所でも使え安定化電源ゆえに重宝します。
材料
USBシガーソケット充電器 : (100均 セリア 入力12V 出力5V 800mA)
ケース : ACアダプターのケースを流用
緑色LED : 1個(電源ON表示)
リチウムイオン電池 : 7.2V 1150mahx1個(Panasonic ビデオカメラ付属品を転用)
充電器 : (Panasonic ビデオカメラ付属品を転用)
電池ソケット : ビデオカメラから部品取り
ロータリースイッチ : 2回路6接点 1組
半固定抵抗器 : max 10KΩ 5個
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回路
USBシガーソケット充電器の詳細はこちらを参照下さい
シガーソケットの改造前の回路
ICから出力される基準電圧1.25Vに対して抵抗2つの比で出力電圧を決めます。
Vout = 1.25 * (1 + R2/R1) [V] 。本品R1=1.2kΩ
基板上の抵抗R1,R2を写真に示します。
抵抗R2を取り外し、代わりに半固定抵抗器を取り付けます。可変抵抗の値は出力したい電圧で決めます。Voutの式からR2を逆算しますと次ぎのとうりで 1.5V:240Ω 3V:1.68KΩ 4.5V:3.12KΩ 6V:4.56KΩ 7V:5.52KΩ となりますが最終的には出力電圧を見ながら抵抗を調整します。7Vはは変換ロスのため6.4Vが限界でした。
電池は自宅で専用充電器にて充電し作業現場に持ち込んでいます、コンパクトで過電流保護回路も内蔵しており電圧変動の無い立派な安定化電源ゆえ電圧計も不要で、最も多用しているツールです。
初代機
ACアダプターとDC-DCダウンコンバーターを組合せて内蔵の電圧計を見ながら可変抵抗で所望の電圧を得る方式、回路は上記の図のロータリスイッチを可変抵抗器に置き換えたもので部品が少なくて済みますが,100V電源とテーブルタップが必要なので持ち歩くには不便で現在は予備機としています。
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