リトアニアの鉄道
 
 
カウナスの駅                            プラットホーム
 
 
カウナスの駅はかなり重厚な造りでしたが客は2〜3人しか見あたらない寂しい駅で鉄道よりバスが主流の様です、駅前はトロリーバスが往来しています。
 
このカウナスの駅は領事代理杉原千畝がベルリンに退去する際、動き出す汽車の窓から身を乗り出してビザを書き続けた駅です。
1940年リトアニアはソ連に併合される事になり、日本領事館に閉鎖命令が下される。日本領事館にポーランドから逃れてきたユダヤ難民が押し寄せ、日本の通過ビザの発給を求めてくる。杉原千畝は外務省に再三に渡ってユダヤ難民にビザを発給する許可を要請したが、ビザは出せないという最終通告が届く。だが、退去期限がひと月に迫った時、杉原千畝は外務省の命令に背く事を決意し、ユダヤ難民にビザの発給を行うが全員のビザが発給できないまま滞在期限の9月5日を迎えてしまう。ベルリンへ退去の日、杉原千畝は国際列車が出発する時間になっても駅のホームに集まる難民たちにビザを書き続け、さらに汽車に乗っても窓から身を乗り出してビザを書き続けた。無情にも汽車は動き出し全ての難民を救えなかったが6000人の命を救ったのです。(2005年10月11日に読売テレビ放送された「日本のシンドラー杉原千畝物語 六千人の命のビザ」より)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ジーゼル機関車 「TEP60-286」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
乗降の様子
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
電車「EE9M 393−09」
       
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
カウナスのトロリーバス、ドーア3枚
                  架線が外れて立ち往生し運転手が降りて復旧作業中です、右下の写真は後続のバスが追い越している滑稽な様子です。
   
 
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