プリンタACアダプタの電圧を可変化して再利用
CanonプリターPixus MP610が不要になったので、電源アダプーを取り出し電圧を可変出来るよう改造した。
 
解体の状況
                                                              
電源アダプターは爪で止まっているだけで、手で取り出せる。
アダプターの仕様
アダプターの型番:K30290
入力: 100-240V 50/60Hz 0.89A  出力: 24V DC = 0.5A 32V DC = 0.85A
出力コネクタ:黄、黒、赤、黒、青、の5本の線がありネットで調査したら以下のことがわかった。
1.黄色は 制御回路でスタンバイ時は0V、黒線はアース。スタンバイ時は赤線+ 7.48V、青線+ 9.75Vが出でいる、プリンタの電源がONで黄線に3.06V加わり赤線から24V青線から32Vを出力する。
2.制御回路をたどると100Ωを介してトランジスタQ5のベース繋がり、スイッチ用のトランジスタとして機能していて短絡すると常時スイッチONの状態になり赤線から24V 青線から32V出力することがわかった。
 
 
備考:殻割は強硬で難しいが4カ所の凹みにマイナスドライバーをコジ入れると蓋が外れる
 
 
改造状況

プリント基板のトランジスタQ5のコレクターとエミッターを短絡する、変更部を黄線で示す、プリント基板の記号R20Aの抵抗と並列に部品が無い空の穴が2個ある、この穴に250KΩの可変抵抗を追加すると電圧が変更出来る、追加部を写真の赤線で示す。この抵抗でシャントレギュレータ LT1431(TL431の同等品)を 制御させる
 
 
赤線が追加した250KΩの可変抵抗、黄線がトランジスタの短絡部
結果DC3V〜30Vに調整可能となった。
 
完成
  
 
ケースに可変抵抗、電源スイッチ、表示ランプを取り付け完成、右はLEDパネルライトの電源に使用中の様子。この、LEDパネルライトは不要液晶パネルを加工したもので(右写真)、透過原稿を見るための真っ白なウィンドウ「シャーカッセン」でありトレース台として使える。詳細は別項に紹介します。
                                          
 
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