ぐるり済州島 Korea Jeju 十三景 |
済州島(チェジュ)は大阪から1:40で行けるリゾート地、韓国のハワイと呼ばれる島です、面積は大阪府並と大きく人口は60万人で大学が6校あり思った以上に都会的な所です。リゾート地として人気がある済州島、世界遺産や韓国ドラマのロケ地に魅せられ済州島を訪れた。 |
トルハルバン(石じいさん):もともと朝鮮時代の行政区域である3つの郡・県のそれぞれの東・西・南門の入口に立てられた、村の災厄を追い払う守護神(道祖神)であったが、現在は済州島のシンボルとして各地に立てられ、土産物としてトルハルバンを模した置物が製作・販売されている。 |
済州島のルーツである耽羅(たんら/たむな)の国を創始した三神人が、最初に現れた(湧き出した)とされている聖地で境内には、この三神人が現れた三姓穴をはじめとして、4000年以上前の済州神話に関係した遺物が残されている。特にこの3つの穴は周りを数百年経った古い木々で囲まれ、その木の枝すべてが穴に向かって生えていたり、大雨や雪が降ても、水がたまらず雪が積もっらないというう不思議な穴。 |
噴出した溶岩が海岸まで流れ溶岩洞窟が形成され世界遺産として登録されている。萬丈窟は溶岩の流出方向に沿って出来た単一通路で長さ7416m、幅が約23m、高さが最大で30mに達し床や壁面に流線がくっきり刻まれている。但し1km程度し公開していな。洞窟内の温度は通年11度くらいでヒンヤリしている。溶岩・奇岩が形作る神秘的な造型が見られる。 雨の日は天井からしずく垂れ落ちるので傘が必要。 |
城山日出峰は済州島の東の端に所在する世界遺産で、海に突き出た岬のような形状に見えるが海底火山の噴火によって出現した火山島。城山日出峰にも多数の奇岩があり独特の造型となっている。海抜182m、面積は約3万坪あり山頂には、直径600mの噴火口がある。名前の通り、山から見る日の出は絶景だそうだ。 急な石段を上り頂上まで所要時間は16分だが途中で断念する人が殆ど。陸側の見晴らしは大変良いが火口は一部しか見えず草だけで[海にそびえる王冠]と言われるが間近に見ると程遠い感がある。舟で海側から見ると火口全体が見えるとのこと。 |
城邑民俗村 城邑民俗村(ソヌウプ)は、昔の村の姿が維持されているので民俗村として指定・保護されている。ここには民家、郷校、昔の官公署、トルハルバン(石のおじいさん)、臼、城址、碑などの有形文化遺産と民謡、民俗遊び、郷土料理、民間工芸、方言などの無形文化遺産が今も受け継がれている。民俗村では、まばらに積み重ねられた風避けの石垣(黒い溶岩石)、風が家の中に直接吹き込むのを防ぐために曲がっている狭い路地、済州の代表的な風物になっている石のおじいさんを見ることができる。 水を運ぶ女人の像・雨水を木から集める 火山島の地盤は雨水を吸い込んでしまうので、島では水が貴重であった。このため湧き水を遠くから運んでいた、水汲みは女性の仕事で背負ったカメの水を大きなカメに移しているのがこの像。カメの水は重かったので、済州島の女性には、頭の上に荷物を載せて運ぶ風習がなく、日本人のように荷は背負っている。樹木の幹にしめ縄のような萱(カヤ)の縄をたらし雨水を浄化してカメに水をためた。カメにオタマジャクシを1匹入れておくそうだ。 チョンナン 済州伝統民家のチョンナンとは入口を横切る三本の丸太のこと。チョンナンは放牧の馬や牛が家に入って来なくするためのものだった。丸太を利用したのは風のため。チョンナンは風の影響を受けないので、台風が吹いても崩れない。3本全てかかっていれば、 家の主人が一日中留守、2本かけられていればやや長時間外出中、1本かけられていれば一寸おでかけの意味のとされている。 五味子茶・馬の骨のサプリ・冬虫夏草の販売 グループに一人のガイドが付き巧みな日本語で面白おかしく説明してくれた、しかし案内の後、五味子茶・馬の骨のサプリ・冬虫夏草の販売が始まり、渡辺謙やイ・ヨエン等著名人のが愛用していると言葉につられ、高い買い物をしてしまった。 三多(石多、風多、女多) 三多とは石多、風多、女多を表す言葉。石多は済州の住民は土地を覆った沢山の石を取り除き畑を耕し塀を築き上げ済州を開拓してきた。 風多は台風の通り道に位置しているため、昔から済州の住民は台風と戦わねばならなかった。石垣を築き、低い屋根を萱で縛り付けた家を作ったのも風多による。女多とは男性が海に出て遭難して死亡し、女性の数が多くなったためだが、生活環境が厳しいため女性が勤勉にならざるを得なかった。荒波にもまれながら漁獲している“海女”は、女多の済州島をの象徴。 三無( 泥棒、門、乞食) 三無とは、済州には泥棒、門、乞食がいないという言葉。住民は厳しい自然環境を開拓するため、勤勉、節約、相扶相助を美徳にして、他人のものを盗まず、物乞いすることもなく、家に門もない生活をしてきた。先祖のために名誉を大切にし狭い島の中で顔見知りばかりのため、悪いことや恥ずかしいことをしなかった。そのため家の門も必要で無く、家の主が仕事にでかける場合、チョンナン”と呼ばれている丸太を家の入口に置くだけで留守だと知らせた。 |
この噴火口は溶岩や火山灰の噴出が無く穴だけのマール(爆裂)形噴火口で世界的にも希な火口。標高438m、外周2067m、内周756m、深さ132mである。450種に及ぶ植物が生息し、今はススキの群生が見られる。残念ながら噴火口としての印象は薄かった。右端の写真は偶然目撃したイタチとカラスがゴミ箱のえさ取り合いをしている様子。 |
漢拏山は済州島の中央部に位置する韓国最高峰の山で標高1950mある。太古この火山の活発な活動によってこの島は形成された。漢拏山の山頂に火山湖の白鹿潭(直径500m)があり、山の周囲にはおよ370箇所の寄生火山(オルム:岳)が形成されている。標高800m以上は自然保護区に指定され、このエリアが世界遺産(自然遺産)の対象になっている。固有種や絶滅の危機に瀕している、珍しい貴重な動植物の生態系があり美しく神秘的な自然の景観を保っている。登山する場合入り口で服装のcheckがあり往復で20km9時間のコース。バスの台数をみると凄い登山愛好家いることがうかがえる。 |
1996年単一寺院としては東洋最大の規模を誇る「大寂光殿」が建てられ有名になった。李朝初期の仏教建築様式の大寂光殿(テジョックァンジョン)は高さ30m8〜10階建てのビルの高さに相当)、延べ面積3305平米で、単一寺院としては東洋一と言われている、法堂(ポッタン)2階の廊下に奉られた仏像1万8千体がある、建物は新しいため色鮮やかだ。春から秋まで水が湧く泉水と四季を通し流れる薬水がある池のため「薬泉寺」と付けられた。 |
天帝淵(チョンジェヨン)とは「神の池」という意味で、夜になると仙女がこの滝に沐浴をしに天から降りて来るという伝説から付けられた名。天帝淵の第一の滝は、高さ22m、滝壷の水深21mで、滝壺の水が、さらに流れ落ちて第二の滝を形成し、幅30mの水流が落下する壮大な光景を演出している。 滝の上に架かるアーチ形のソンイム橋(別名は七仙女橋(チルソンニョキョ)から眺める天帝淵の大変美しく天帝淵の断崖とその下の粘土層から湧き出る水は、一年中清く、第一滝の東にある洞窟の天井から落ちる岩清水は、飲み水としても用いられている。天帝淵の滝の周囲は、如美地植物園などの観光スポットが多く、人気の観光ルート。 |
節理とは火山岩や溶岩、溶結凝灰岩などから出来たもので、分かれる方向によって板状節理と柱状節理があり、この柱状節理は断面が六角形または三角形の長い柱状になったものを示し。特に中文観光団地の西側の大浦海岸沿いの絶壁には、この柱状節理が続き、大自然の彫刻のようなすばらしい景色となっている。 |
3日間で食べた食事は左上から石焼きビビンバ(写真は副食のみ)、そして海鮮鍋(エビ、ムール貝、トコブシ、アサリ)+ちぢみ、次いで甘鯛の塩焼き、下段左は黒豚カルビ、次いで珍品のキジのしゃぶしゃぶと、雑炊。全て満足の味でした、特にキジのしゃぶしゃぶは初物なので美味しく感じた。全て副食のキムチ等はお代わり自由。朝食は和洋食のバイキングで食べ物に関しては不自由しなかった。 |